時代のニーズを先取りし、機械工学に電子工学をプラス。
ガイドの「可変化」「自動化」がエポックメーキングとなる。
ローラーガイドのメカトロニクス化を実現させた1990(平成2)年は、当社の2.5次創業期といっても過言ではありません。
それまでの圧延の現場では、工員は常に危険と隣り合わせでした。しかし、自動制御装置を開発したことで、操作室の運転台からボタン1つで作業ができるようになりました。長年の経験と勘、微妙な力技を必要とする職人の世界から、誰がやっても正確な「夢の圧延」が完成したのです。
現在はオートメーション化が当たり前になっていますが、当時としては画期的な出来事でした。現場の切実なニーズに応えるべく、電子工学の専門家を採用し、研究開発から6年を経て世に送り出すことができました。
1986(昭和61)年のH形鋼可変ガイドの開発もエポックメーキングとなりました。
H形鋼にはさまざまな用途とサイズがあり、それぞれサイズ別のガイドが必要でした。それを、1つのガイドで何種類ものサイズを共用させるために幅を調節できるようにしたのです。ガイドの付け替え作業がいらなくなると、その都度操業を停止することもなくなり、稼働時間の効率化につながりました。大量のサイズのガイドを保管するスペースも必要がなくなったうえ、製品の擦り傷対策にも大きく貢献しました。
ここでも、アイデア、実験、改良の3段階を諦めることなく何度も繰りかえし、「H形鋼の生産に革命的な製品」という評価を獲得するとともに、『中小企業研究センター賞』の栄誉に輝くことができました。
創業社長から現社長へと世代交代がなされたのは、昭和から平成に年号が改まる前年の1988(昭和63)年ことでした。
当社のローラーガイドは日本のみならず、
既に海外でも需要がある製品です。
ローラーガイドのこと、環境開発のことなど、お気軽にお問い合わせください。